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2005年01月16日

ナイフとフォークを使ったテーブルマナー

サンマルク富山太郎丸店にて、テーブルマナー講習会を行いました。そのときの資料「ナイフとフォークを使ったテーブルマナー」の資料を掲載しました。


富山県視覚障害者協会青年部
テーブルマナー講習会
2005.1.16 濱野 昌幸

初めに

 結婚式、パーティー、デートなどナイフ・フォークを使って食事をする機会は避けては通れないことでしょう。そんな時に、スマートでクールに決めることができるか、あなたの未来を左右するかもしれませんよ。

 障害者だからこそスマートでクールに決めることが重要だとは思いませんか。

1、 お店選び

どんなお店で食事するかは何が目的で食事をするのかによって変わります。お店にとってもいろいろな自慢があります。味、雰囲気、サービス、価格など自分がそこでどんな時間を過ごしたいのかを考えてお店を選んでください。もしそれが大切な食事なら下見をすることもお勧めです。

2、 入店

まず、入り口でスタッフから案内されるテーブルへ移動します。クロークのあるお店ではコートや大きな荷物を預けます。カジュアルなお店では自分の椅子の下や空いている席に置きます。椅子に引っ掛けたりしないでください。

3、 着席

椅子の左側に立ちスタッフが椅子を引いてくれたら椅子の前へ移動します。スタッフが椅子を前へ出し、膝の後ろに椅子が接触したら着席します。着席したらおなかとテーブルの間をこぶし2個分空けてください。

4、 オーダー

 メニューを見て食べたいものを頼めばよいのですが、いくつか注意点があります。

5、 ナイフ・フォークマナー

  1. ナイフ・フォークは外側から使います。
  2. フォークで刺した物は一口で食べる。
  3. 食べ物を口に運ぶ時以外、ナイフ・フォークを上に向けない。
  4. 食事中の合図は八の字。
  5. 食事終了の合図は右にそろえる。

6、 ナプキンマナー

  1. 二つ折りにして膝に広げる。
  2. 口と指以外は拭かない。
  3. 食事中断の際は椅子の上に置く。
  4. 食事終了の際は軽くたたみテーブルの上に置く。

7、 ワイン

  1. ワイン選びはソムリエに任せても良いが、予算は口頭では伝えない方が良い。
  2. 注がれる際にグラスに手は触れない。
  3. 注いでまわったりしない。注ぐのは隣の人くらい。女性からは注がない。
  4. ワイングラスは足の部分を持つ。
  5. 乾杯ではグラスを目線まで上げる程度。カチンはしない。
  6. テイスティングはしても良いが、ワインを交換することはできない。

8、 前菜

前菜は小さくて不安定な料理が多いので特に慎重に食べることが要求されます。いろいろ食べてみて得意料理を見つけておくのも良いでしょう。

9、 スープ

最も安心して食べられると思います。
ブリティッシュとフレンチスタイルがありますが、特に難しくはありません。
音を立てずに姿勢よく食べましょう。

10、 魚料理

問題は骨ですよね。高級店では、はずしてありますが、稀に残っていることもあります。ナプキンで口から出し、皿の目立たないところに置きましょう。

魚の片身を食べ終えてからひっくり返してはいけません。

11、 肉料理

全部カットしてから食べるのはクールじゃありません。一口サイズにカットしてから食べてください。付け合せも同様です。

12、 パン

パンはいつでももらえるので一度にたくさん取らないことです。一口サイズにちぎってからバターを塗って食べてください。パンを口に入れる際は反対側の手にパンを持っていないようにしてください。

13、 デザート・コーヒー

ケーキ、果物などいろいろな種類はありますが、これも前菜同様なかなかの強敵です。

コーヒーを飲む際はスプーンを皿の向こう側に置きます。
砂糖をすくう際はスプーンを沈めるようにします。それがエレガントです。

おわりに

 コチコチのルールに縛られたら食事もまずくなってしまう。

 でもマナーはルールではありません。

 コミュニケーションを円滑にするための心配りです。

 相手が気持ちよく過ごせるよう、お互いの気遣いを示すものと考えてください。

 実践してみれば「なんだ、こんなことか」と思えるほどシンプル。

 それに食事をおいしく頂くために一番、理にかなったやり方でもあるのです。

 どんな時でもドキドキしないで、堂々と美しく振舞って、おいしく楽しくいただきましょう。


投稿者 Dream : 17:00 | コメント (1) | トラックバック